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基本データ
ゲーム行動論演習U/社会心理学演習U
2単位
後期、火曜、4限
教室:23番教室
講義番号:F16082/L26062
キーワード:社会的選択、アローの一般可能性定理、自由主義のパラドックス、ゲーム理論
 スケジュール
1回目:ガイダンス、授業で扱う領域の説明
2回目:社会的選択に関する講義
3−4回目:投票による決定(テキストT章)
5−6回目:アローの一般可能性定理(テキストU章)
7−8回目:自由主義のパラドックス(テキストV、W章)
9−10回目:ゲーム理論の含意(テキストX章)
11−12回目:公正と平等(テキストY−[章)
13−14回目:社会的選択理論の応用
15回目:期末レポートに向けた討論
 内容
社会的選択理論とは、ゲーム理論とともに、社会的な意思決定の論理的な基盤を説明する部門である。しかしゲーム理論に比べ、研究者は少なく、解説する日本語の本も少ない。そのため、これまで、ややもすれば体系的な知識を学生が学ぶことが少なかった。
 この授業では、次の本を購読しつつ、社会的選択理論の概要を学び、その応用可能性について議論する。

佐伯胖 (1980) 『「きめ方」の論理 ―社会的決定理論への招待』、東京大学出版会.

 この本は、社会的選択理論について日本語で書かれた希な本である。ただし出版から時間が経っており、特にゲーム理論に関する記述は、今となっては古めかしい感がある。必要に応じて議論を補いながら検討したい。
 注意事項
テキストの入手方法については授業開始後に話し合う。
出席条件を満たした者に対して、提出物(小テスト、レポート)をもとに成績を評価する。