舐め猫 (2001/10/16)
| ２日前の日曜日は出張から戻り、２３時過ぎに家に着いた。金曜に家を出たときよりコスモスの花が多くなっているように感じた。家を出たときには玄関前の通路の南側にはあまりコスモスは見えなかった。が、２日過ぎて戻ったときに背の高いコスモスがまとまって咲いている。短い期間で茎が伸び、花が咲いたのだろう。夜、薄暗い中で白く輝くコスモスというのも美しいものだと感じた。 夜中に帰還したとはいえ、次の日には朝から授業がある。７時台にはおきねばならない。風呂に入らず２時には眠った。家の中ではカミさん以外はみんな寝ている。猫のチーコも眠っている。 が、４時頃には目を覚ますことになった。眠りながら、右の手が何やら冷たいと感じた。目を開けて腕を見るとチーコが私の右の手をなめている。チーコの瞳孔が大きい。チーコは腹が減ると誰かをこうやっておこすのである。今日は私が選ばれたようだ。なつかしかったからだろうか。 私がおきて台所に向かうとその足元を喜んでついてくる。私が食事の用意をする。チーコは尻尾を立てながら食事をする。私はチーコが食べ終わるのを見届けずに再び床につく。 食事が終わると、普段ならチーコは台所の付近で佇むことが多い。が、その晩は再び寝室にやって来た。布団の中の私を踏みつけにして、私の足元近くの布団の上で眠りについた。チーコはこうやって、時折人間と一緒にいたがるのである。 |
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