猫だらけの人生 (2004/11/16)

　朝おきると私はまず庭に出る。ドア脇のピアノ室部屋の隙間には猫が少なくとも３匹寝ている。赤白と毛長と白猫である。そのピアノ室部屋の戸を開けて固形食糧と水を補充する。多くの場合、猫たちは部屋から出てきて玄関先にたむろする。普通はこの３匹に加えて、赤猫メス、つまりモモの母猫と、赤猫オスが現れる。赤白たち３匹に比べると母猫と赤猫オスはやや遠ざかってしゃがんでいる。私は固形食糧のお椀をこの猫たちに差し出す。猫は食べることもあれば食べないこともある。状況に応じてミルクをあげると、赤白と母猫はミルクをよく舐める。彼らが腹が減っているそぶりをすると、仕方なく缶詰をあけてみんなに分ける。
　庭の猫たちの食事が終わると私は２階の自室に急ぐ。子猫のモモがいるのだ。固形食糧を足してあげる。家を出るまでに時間があるときにはモモのトイレの掃除をする。
　家猫のチーコには毎晩、私が台所に食糧を置いておく。しかし既に食べていたり、また食べたがっているようなら、主に私がチーコに食事をあげる。

　夜、寝るときにはまずチーコの食事をアレンジして台所に置いておく。ついで庭の猫食糧置き場の固形食糧を足しておき、ピアノ室部屋にいる赤白たちにも食糧をあげる。最後に２階の自室に戻ってモモの食糧を十分確保した上で、１階に戻って寝る。

　まさに猫だらけの人生というべきである。

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