寒冬 (2005/01/13)

　例年に比べると今年は寒いという実感を持つことが少ない。昨冬は寒い冬だった。センター試験のある今頃が一番寒かったろうと思う。確かずっとモモヒキというか、ズボン下を自発的にはいていたと思う。今年は、はこうという気はまだしない。
　にもかかわらず、今年は庭に置いた水がすぐに凍ってしまう。例年であれば、寒い去年でも、猫のために庭に置いたお椀の水は表面が凍るだけだったと思う。しかも凍ったのは一番寒い明け方だったように思う。
　今年は違う。小さいお椀の水なら丸ごと凍ってしまう。大きな水のボールでもやけに厚く氷が張る。夜の８時か９時には既に凍っているのだ。昨年まではこんなことはなかった。

　埼玉の冬の寒さは風による、ということかも知れない。例年、最も寒いと感じる瞬間は駅のホームにいて寒い風を受けるときである。ホームではいたたまれず階段に退避する。そんな思いを今年していないのは、風が強い日が少ないからかも知れない。
　温度でいえばこの冬は、１２月の末以来、例年になく寒いのかも知れない。

　夜中、猫の固形食糧を足しに外に出る。このところいつも星が出ている。風がないので外に出てさほど寒いという実感はないけれど、確かに身体は冷える。静かにしんしんと寒い。こんな中で猫はどうやって行き抜けるのかと心配する。

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