冬のコスモス (2005/12/04)
| 我が家の庭はまったく手入れをせず、ecological area というか、カミさんの表現では「渡良瀬遊水地のように」なっている。その荒れた庭で、夏にはヒマワリ、秋になるとコスモスが咲く。 例年１１月頃に、大宮付近の造園業者の人がやって来る。我が家のために来るのではなく、こちら方面に仕事があったついでに立ち寄るのである。その業者の人に毎年、庭の手入れというか、実体は草むしりをしてもらう。ついでの半日仕事である。さすがに本職だけあって、庭は見た目にはきれいになる。 ただ私にとっては有り難くない。寒くなった時期に、庭の草がなくなるので、さらに急に寒そうになるからである。風がそのまま当るから、少なくとも猫にとっては有り難くない、と私は思う。 その業者が今年はまだ来ない。私は内心、有り難いと思っている。 業者が来ると例年、まだ残っているコスモスもほとんど刈られてしまう。今年は、今となってはコスモスはほとんど枯れてしまった。しかしよく見ると、温室の傍にたぶん外来種の、背の高いコスモスが少しまとまって赤い花を咲かせている。この寒空にまだ残っていたのである。その付近は日当たりが良いからかも知れない。 そのコスモスの近くには、我が家に一本だけある山茶花が赤い花をつけ始めている。隣の家の山茶花は随分前から咲いているけれど、我が家の山茶花は遅い。というより、山茶花って、寒いときに咲くものだろう。 寒い時期には赤い花が残りやすい、という理屈でもあるのだろうか？ |
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