猫時間 (2006/01/15)
猫に関するある本に確か、猫の時間について次のような趣旨の記述があった。猫は夜行性と思われているけれど、人間の生活に応じていろんな場合がある、というのである。曖昧な記述だ。猫が基本的に夜行性であるといえるのかどうかがはっきりしない。猫は基本的に夜行性であるけれど、昼間に生活する人間に飼われているので夜行性とはいえない猫も出現している、とも読める。猫が夜行性であるのは根拠がなく、生活様態は猫によって異なる、とも読める。 我が家の家猫のチーコを見ていると、基本的に人間と生活を合わせており、夜は寝ていることが多いように思う。しかし夜中、明け方近くにはおきる。この点は私が明け方までおきていることが多いからかどうかは分からない。確かに朝起きてくることも多いけれど、人間が朝起きるので食事を要求するために朝に要求しに来るのがよい、という単純な便宜のせいかも知れない。 チーコがいつ寝ているかと考えると、一概にはいえない。寝たり起きたりを繰り返して、その場その場の都合で寝ているような気もする。昼間寝ていることも確かに多い。 自宅２階の私の部屋に住む３匹のオス猫、毛長、モモ、コロちゃんは、昼間に寝ていることが多い。最も活動するのは決まって、夜中の１時、２時頃である。このとき、よくモモちゃんとコロちゃんが追いつ追われつ駆け回る。毛長は後足が１本しかないのでこの騒動にはほとんど加わらない。しかし寝てはいない。この３匹が静かに寝ているのは昼間である。だから、この猫たちは基本的に夜行性のように思える。 が、この猫たちが昼間寝ているのは、私が昼間仕事に出ているために食糧がもらえない、おきていても無駄だから寝ている、という可能性もある。 猫ドアを通って庭から猫部屋（ピアノ室部屋の隙間）に入ることが許されている大白たちは、昼間この猫部屋にいることは少なく、あちこちうろつき回っている。夜になると猫部屋に戻ってきて寝る。ただし、夜に猫部屋に来るのは、今が冬で夜は外が寒いから、という理由によるかも知れない。私の観察では、明け方にはこの猫たちはいったん外に出る。夜中も外に出て動いていることは多い。 こうして眺めていると、確かに猫の生活時間は曖昧である。夜行性のようにも見えるし、夜は寝ていて明け方におきる、つまり早起きの生活をしているようにも見える。 |
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