台所の猫たち (2006/02/28)
| 下の娘が今度は犬を飼いたいといった。もともとウチで猫を飼ったのは、上と下の娘が言い出したからである。下の娘はその前にもハムスターを飼いたいとか、ウサギがよいとか言っていたように思う。 犬を飼うのもよいかも知れない。犬も可愛いと思う。が、今は猫で手一杯で、犬までは飼えない。 何か生き物を飼うとき、そのキッカケは娘である。最初はザリガニを飼い、次は金魚を飼った。それぞれのキッカケは娘が学校の授業でザリガニを釣ってきたり、祭の夜店で金魚をすくってきたことである。しかし飼うために労力を払うのはいつも私だった。例外は娘たちがスズムシを飼ったときである。 今夜、家猫のチーコは居間の棚の上の猫ベッドで既に寝ている。こんなとき、台所と「猫部屋」の間の戸を開けると、猫部屋にいる庭猫たちが台所に入ってくる。して、台所に行ってみると、下の娘がいて、台所には大白、小白、小黒の３匹がいつものように入っていた。私は下の娘に、「（小黒たちは）犬みたいだろ」と言う。この猫たちの中でも小黒は、いつもすりすりされたくて寄ってくるのである。大白と小白はオスである分、メスの小黒やチーコより大きい。大白、小白というけれど、最近は両者の大きさは拮抗している。この猫たちはひと通り台所を「探検」し終わると、猫部屋の方へと勝手に去ってゆく。その、去ってゆく姿がまたユーモラスに映る。 |
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