blue black (2007/07/15)
| 今使っているカヴェコ（Kaweco）のスケルトン、安万年筆のカートリッジのインクが、なくなりそうでなくならない。実際、手書きにこだわる私にしても、そんなに手書きをする訳もないので、インクはなかなかなくならないものだ。 この万年筆はネット通販（楽天のある店舗）で買った。届いたとき、純正品？のインクカートリッジがついていたが、あいにく royal blue だった。このroyal blue というのには、暗い思い出がある。昔、ボトルで買ったが、色が気に入らなかった。しかし捨てるほどの豪気はなく、使うことにしたがなかなかなくならない。そうだよね、インクのボトルって、そんなに簡単にはなくならない。その間、書いていた文字の色がズーッと気に入らなかった。 インクは、やはり blue black だぜ。 いっそ black でもよいのであるが、black だとモノクロの印刷物に書き込んだときに目立たない。文字としては black の方がきれいである。井上陽水の心模様ではないけれど、黒いインクはきれいでしょ。 という訳で、黒に近いけれども黒とは違うと判別しやすい blue black が私の選択である。 して、問題のカヴェコのペンには、一清堂で買った Mont Blanc の小型カートリッジを入れた。ただ、このカートリッジの blue black は、やや black に近い。だから、他のペンに入れている Parker の blue black の色が爽やかに青いのに比べると、何やら人生の鬱屈を表しているようで（今は梅雨だし）、何となく取り替えたいのである。 先日、大学生協の文具売り場でAutoの小型万年筆用の、blue black のカートリッジを買った。形状からして使えそうに思う。このカートリッジのインクはどうか、試してみたいのであるが、先のカートリッジのインクがなかなかなくならない、という今日の感想である。 やまり万年筆は、コンバータでインクを吸い上げる方式がうれしい。 |
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