回文講話（３）・続簡単な作り方 (1999/11/24)
| 皆様 ハイ、高木英至です。４年生に「就職どおしたァ」って聞いたら、 最低な内定さ （さいていな ないていさ） なーんちゃいましてねェ。 ハイ、またまた回文ですねェ。別に○○○○○○○とうちの学部の間で回すという話ではないんですねェ。「前から読んでも後から読んでも」っていうやつなんですヨーッ。 昨日は地図や路線図で回文を作る、っていう話をしましたねェ。世界地図でもいいんですよォ。例えば、 エストニアの兄どすえ （えすとにあ の あにどすえ） 他にもいろいろできるんですよー。 タンザニアの兄さんだ （たんざにあ の あにさんだ） イタリアでありたい （いたりあ で ありたい） ナイロビは広いな （ないろび は ひろいな） ノルウエイの家売るの （のるうえい の いえ うるの） なーんてやつですねェ。私が一人で気に入ってるのが、 田中の三男、南沙の彼方 （たなか の さんなん なんさ の かなた） いやー、老後の楽しみは、もう、回文しかありませんねェ。 「スマートなトーマス」のような、いちばん単純なパタンを少しひねる方法は、「対称語」を真中に挿入することなんですねェ。例えば、 サンバ歌う番さ （さんば うたう ばんさ） 「歌う（謳う）」が対称語なんですねェ。同じパタンで、 サルサ歌う猿さ （さるさ うたう さるさ） なーんてんでも、いいんですねェ。「人事」も対称語ですねェ。使ってみましょう。 政策人事、臭いぜ （せいさく じんじ くさいぜ） しつこかったですかねェ。アハ。 これだから田舎者は嫌ですねェ。 最後は歌で締めくくりましょうね。 ときはいま 雨下るらん 霜月か 貢ぎを持ちて 行くは何処ぞ やっと下の句が作れましたねェ。これだから教養のない奴は嫌ですねェ。教養を強要しろ、なーんちゃいましてねェ。 健康を大いに害した隠居の言うことですから、勘弁して下さいねェ。 楽隠居、預金いくら （らくいんきょ よきん いくら） なーんちゃいましてねェ。 それでは、みなさん、またお会いしましょうねっ。 |
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